ウェイウェイ仮面

少し前に「ウェーイ系」が話題になってたけど、多くのはてなーと同じように僕もウェーイ系が苦手な男の一人だ。

 

僕のブログを読んでくださっている方はおわかりだろうけど、僕はとにかく根が暗くて友達もろくにいないような人間だ。サークルにも入っていないし、合コンなんて誘われたことすらない。

「ウェーイ」なんて一度も言ったことがないし、「ウェ」という音自体、「ウェットティッシュ」ぐらいでしか使わない。

 

にもかかわらず、初対面の人には「ウェーイ系」だと思われがちだ。

100%の素を出すと無口で無愛想になってしまうので、最低限社交的に振る舞おうと思うんだけど、普段から人と接していない僕には調節が難しい。ちょうどいい具合の「ウェーイ」ができないのだ。

だから、無理して明るい人間に見せかけようと空元気を出してしまう。「ッウェ~~~~~~~~~~~イwwwwwwwwwwwwwwww」と言わんばかりに。

すると、「君もこっち側っしょ? ウェーイwwwwwww」と仲間意識を持ってもらえる(持たれてしまう)のだ。

 

とはいえ、いつまでもそんなテンションを続けられるわけもなく、すぐに合わせるのがしんどくなってくる。ウルトラマンと同じように、僕も3分が限界だ。3分戦ったら、自分の星へと戻っていく。

結果、「ん? さっきまで明るかったのに急に愛想悪くなったな… 僕たちと合わないのかな」と思われてしまい、なんだかぎくしゃくした感じになる。

 

僕と同じように、仮面で素顔を隠して人と付き合うという人は多いだろうけど、昨今は「ありのままの姿見せればいいじゃん」という風潮が強い。最初から本当の自分を出さないから後々困るんでしょ、と。

 

 

 

 

できるか!!!!!!

 

 

「元・マッキンゼー」だとか、なぜか過去の所属を肩書として使い続けるおっさんの自己啓発書に感化されて自分をさらけ出すようになる奴は、元々「本当の自分」の時点で十分人と接することができた人間だ。啓発書はそれを気付かせるきっかけにすぎない。僕みたいなタイプがそんなものを読んだところで、「へぇ~」でおしまいだ。そんな簡単に自分を変えられるはずがない。

「ありの~ままの~」とか聴いた途端にありのままの姿を見せ始める奴も信用できない。劇場公開中に映画を観ながら主題歌を歌うのが流行っていたらしいけど、あんなところで歌いだす奴はこの先誰からも信用されずに生きていくしかない。雪だるま作ろう? はぁ? 北極でも行けよカス。

 

ちょっと人の話を聞いたり映画を観ただけで影響されて、自分をあっという間に変えてしまうような人間は信用できない。

本当に信用できるのは己だけだ。

 

 

 

 

 

何の話をしてたんだっけ。