現実から目を背けろ
僕、すごく自意識過剰な男なんですよ。キモイでしょ?
街中で人の顔見たら、何コイツとか思われないかな…
レジで店員の顔見たら、何コイツとか思われないかな…
電車で座っている時に顔上げたら前の人と目合って、何コイツとか思われないかな…
こういう思考回路なので、基本的に人の顔は見ないわけです。
僕も子供じゃない。人と話をする時には、きちんと相手の目を見ますよ。失礼ですからね。
でも、そういう状況でもない限り、人の顔を見るのにはリスクが伴う。そう考えているわけです。
そんな僕、いつものように行きつけのコンビニに行ったわけ。
いつものように、めちゃめちゃかわいいオーラを出してる店員が接客してくれるわけ。
あまりのかわいいオーラに顔を見ることすらできない僕。
だって顔見たら、「うわあ何コイツ、私がかわいいからって顔見てんじゃねーよ、気でもあるの?」とか思われそうじゃん。周りの店員も、なんなら客も、「うわあ何アイツ、あの子がかわいいからってニヤニヤ見てんじゃねーよキメエ」ってなるでしょ。そうでしょ?
だから、顔を見れないわけ。見たことない。
でも最近、ふとした拍子に、無意識のうちにちらっと拝んでしまったわけ。あれ、あんまりかわいくなくね?
いや、でも、ちらっとしか見てないし。絶対かわいいはず。かわいくないわけがない。ありえない。
そう思って、今日、勇気を出してお釣りをもらう時にさりげなく目を合わせてみたわけ。糞ブス。
現実は私を傷つけるだけ。