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ノスタルジーに殺される

いつものように夕方から安焼酎を煽りながらyoutubeを自動再生で垂れ流していたら、「職業:アイドル。」が流れてきた。

 

www.youtube.com

 

僕はまあまあアイドリングが好きで、といってもライブやイベントには行っていなくて、家でひたすらライブ映像やPVを眺めてニヤニヤする、いわゆる在宅ヲタだった。ヲタクというほどでもないけど。

 

そもそもアイドリングってなんやねん、って人が大半だと思うので説明しておくと、まあ簡単に言ってしまえば、よくあるアイドルグループです。といっても結成は2006年と早く、過去にはAKBともコラボ曲を出していて、チンピラ上がりの事務所社長が顔面偏差値40未満の自社タレントの処理に困ってアイドルブームに乗っかり馬鹿の一つ覚えみたいに文字通りゴミの寄せ集めで乱立させた掃き溜めグループどもとは違うぞ、ということは言っておきます。

 


【PV】【AKBアイドリング!!!】チューしようぜ!

 

とはいえ、一般的に知名度がありそうなのは、ウザキャラで売り出している菊地亜美と、ロンハー辺りによく出てるぽっちゃりの谷澤恵里香(≠野呂佳代)ぐらい。しかも、アイドリングは去年で活動停止となってしまい、他のメンバーの現在の活動はお察し。ぶっちゃけ、ただの不人気グループとして生涯を終えてしまったマイナーアイドルグループという扱いになると思う。

 

 

高校生の頃の僕は、そんなアイドリングをアホみたいに聴きまくっていた。曲が流れたら自然に振りコピ(アイドルの振り付けをマネすること)してしまうんだけど、電車に乗っている時や街中でそんなことをしたら確実に変質者だ。僕は指先のわずかな動きだけで振りコピを(しているような感覚に陥り十分に満足)できるようになった。

 

今思うと、なんでアイドリングだったのかよくわからない。他のアイドルグループと比べて際立ってルックスがいいわけでもないし、曲もめちゃめちゃいいというほどでもない。客観的に見れば、完全にどこにでもいるアイドルグループという感じだと思う。単純に、僕が高校生だった当時はアイドル冬の時代で、ようやくAKBがちょっと出てきたかなという程度の状況だったので選択肢が少なかっただけかも知れない。

 

とにかく僕の高校生活は常にアイドリングがBGMとして流れていた。僕の高校時代とアイドリングは切っても切れない関係なのである。

 

そんな僕も、気付いたら全くアイドリングを聴かなくなっていた。アイドル戦国時代と言われるようになって選択肢が増えて、僕の中でアイドリングの順位が下がったのかも知れない。猫も杓子もアイドルを名乗る地獄絵図に耐え切れず、アイドルへの関心が薄れたのかも知れない。よくわからないけど、とにかくアイドリングを聴かなくなった。

 

 

そんなこんなで、今日数年ぶりに偶然アイドリングのPVを観てしまったんだけど、懐かしさと同じぐらい湧き出る死にたさ。「うわあ、懐かしい」と同時に同レベルで出力される「うわあ、死にてえ」

昔よく聴いた曲でも、今でもよく聴く曲なら耳が慣れてしまっているせいか何も感じない。でも、昔はよく聴いたけど長いこと聴いていなかった、そんな曲はヤバイ。そして、アイドリングは後者だった。僕の鼓膜は覚えている。この震えを。そんな感じ。そんな感じじゃねえけど、とにかくノスタルジックな自殺衝動が。

あんなに頑張っていた子たちが、職業:アイドルとして大成することなく散っていった現実。これもつらい。僕のことはいい。でも、せめて彼女たちの努力は報われてほしい… みんな、どこかで幸せになってくれ…

 

小学生ぐらいの時に流行ったカービーの漫画を今描いてみた - 文字の宝石箱や〜

これ見た時も、ああ小学生の頃、僕もこんな風にジャポニカ学習帳に漫画書いてたなあ… とか思い出して苦しくなったんだけど、なんでだろう。まっとうに生きてる人は、過去の思い出(≠悪い思い出)に追い込まれること、ないの? これ万国共通のユニバーサルな奴じゃないの? 何なの、この気持ち…

 

職業:アイドル。

職業:アイドル。