理性か本能か
昨日書いた記事に予想外にブコメがついてびっくり。
「結婚して当然」という風潮がなくなった今でも、誰もが少なからず意識する「結婚」。やっぱり人によって考え方は全然違うものだなあ。
しかし、自分自身のスタンスがいまいちわからない。
昨日の記事でもそうだけど、普段から結婚したくない理由はいくらでも出てくるのに、結婚したい理由は特に思いつかない。
そのくせに、どうして「漠然とした憧れ」があるのか。ブコメでも頂いたけど、その辺りを考えてみたい。
結婚のメリット、デメリットなんてのは散々議論され尽くしているので、ここで未婚の僕が書いてもしょうがないんだけど、こういう記事を読むと強い魅力を感じる。
結婚のデメリットをはあちゅう女史は語り、私はデメリットを愛して生きる(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
まあ結婚というより子育ての魅力なんだけど、「ああ、子育てっていいなあ…」と憧れてしまう。
文中で紹介されているヨッピーの記事もおもしろい。
結婚って本当にメリットがないの!? 老夫婦に結婚して良かったことを聞いてみた - Yahoo!スマホガイド
ブログ以外でも、楽しそうな親子を見るとなんとなく憧れる。「ああ、いいなあ…」と。
ただひたすらに憧れているのか、僕の語彙が乏しいのかわからないけど、とにかく、「ああ、いいなあ…」という気持ちになる。
しかし、妻どころか子供までいたらとにかく大変だろう。自分が自由に使える時間もお金も随分と少なくなる。
好き勝手生きるわけにもいかなくなるし、責任もどれだけ重くなることか。想像するだけで眩暈がする。
結婚しても夫婦仲が冷え切ってしまうかも知れないし、離婚するかも知れない。子供がグレてユーチューバーを目指すとか言い出すかも知れない。
冷静に考えれば考えるほど、結婚なんてコスパが悪すぎる。確実にコストがかかる一方で、パフォーマンスは容易にマイナスになり得る。
それでも憧れを抱くのは、なぜか。
自分の答えがどうにもはっきりしないけど、多分それが自然だからなんだと思う。
自然というと語弊があるけど、家庭を築いて子供を儲ける、これが一番自然といえば自然ではある。
もちろん世の中には結婚しない人、結婚しても子供を作らない人、いろいろいるし、みんな違ってみんないい。どれも正しい。
それでも、先祖が子供を産んで育て続けた結果、僕が今ここにいる。別にそのことに感謝だとか感動するだとかは一切ないけど、まあそれが普通といえば普通の生き方だったわけだ。
それに、結婚や夫婦という概念は人間独特のものだけど(まあ他の動物でもあるようだけど)、子孫を残すというのは動物にとって極めて自然なことだ。子作りしたくて当然。本能としか言いようがない。
僕の頭では、結婚なんてとても考えられない。
けど、本能は結婚を、子供を求めている。
うーん、いまいちはっきりしない。
結局、結婚したいと思える相手に出会ってからじゃないと、なんとも判断できそうにない。
少しは異性との出会いを大切にしてみようかしら…